妙義神社（読み）みょうぎじんじゃ

精選版 日本国語大辞典

みょうぎ‐じんじゃ メウギ‥【妙義神社】

群馬県甘楽郡妙義町にある神社。旧県社。祭神は日本武尊ほか。古代の妙義山に対する山岳信仰に由来し「上野国神明帳」記載の波己曾明神にあたるといわれる。中世、修験道霊場となって妙義大権現と称したが明治初年の神仏分離で現称となる。

出典　精選版 日本国語大辞典

日本歴史地名大系

妙義神社
みようぎじんじや

• 群馬県：甘楽郡
• 妙義町
• 妙義町
• 妙義神社

[現在地名]妙義町妙義

白雲（はくうん）山の東山腹に鎮座し、古くは波己曾（はこそ）社と称し、創立は宣化天皇二年と伝える。祭神は倭建命・藤原長親・菅原道真・丹生都姫命とするが、本来は波己曾神を祀り、のちに妙義三山の白雲山・金洞（こんどう）山・金鶏（きんけい）山の三神を一所に祀ったものと考えられているが、近世から諸説があって成立年代等不明が多い。別当は石塔（せきとう）寺で、白雲山高顕院と称した。慶安元年（一六四八）将軍家光より岳（たけ）村の内で三〇石の朱印を与えられる（寛文朱印留）。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」

デジタル大辞泉プラス

妙義神社

群馬県富岡市にある神社。妙義山の主峰、白雲山の東山麓に位置する。本殿・幣殿・拝殿、唐門などが国の重要文化財に指定されている。

出典　小学館

世界大百科事典（旧版）内の妙義神社の言及

【妙義[町]】より

…中央を高田川が東流し，川沿いに耕地と集落が広がる。妙義山塊の白雲山東麓には，古代から妙義信仰の中心となっている妙義神社があり，妙義は門前町として発達した。主産業は農業で，高田川沿岸は良質米の産地として知られ，コンニャク栽培のほか養蚕もなお行われている。…

※「妙義神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」