普及版 字通 「妊(漢字)」の読み・字形・画数・意味
妊
常用漢字 7画
(異体字)姙
9画
[字訓] はらむ
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 形声
声符は壬(じん)。字はまた姙に作る。〔説文〕十二下に「孕(はら)むなり。女に從ひ、壬に從ふ」とし、壬の亦声とする。壬部十四下に「壬は人の妊の形に象る」とするが、任はその象形ではありえない。壬は工具の工の形。その縦の部分を太くして、鍛冶(たんや)の台に堪えるものとするので、中太りの意があり、それで妊に懐妊の意がある。
[訓義]
1. はらむ。
2. 字はまた姙・任に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕妊・姙 ハラム
[語系]
妊(姙)・任njimは同声。任に懐抱の意がある。
[熟語]
妊娘▶・妊娠▶・妊身▶・妊婦▶・妊孕▶
[下接語]
懐妊・避妊・不妊・孕妊
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報