好古堂跡(読み)こうこどうあと

日本歴史地名大系 「好古堂跡」の解説

好古堂跡
こうこどうあと

[現在地名]姫路市本町

姫路藩主酒井氏の設立した藩校。元禄五年(一六九二)上野国前橋まえばし(現群馬県前橋市)に藩主酒井忠挙が創建、寛延二年(一七四九)酒井忠恭の姫路転封の際移転した(「好古堂記録」酒井家史料)。初めは仮学舎として惣社(射楯兵主神社)の北、内京うちきよう口門西の家老屋敷をあて(白鷺城旧図)、まもなく惣社西門前で評定所(以前は会所)の地に移された。講堂には前橋から伝えた大学頭林信篤揮毫「好古堂」の扁額(現在姫路神社にある)を掲げた(姫路城史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android