奴隷狩り(読み)どれいがり

世界大百科事典(旧版)内の奴隷狩りの言及

【サムライアリ(侍蟻)】より

…数日後にはクロヤマアリの働きアリは侵入したサムライアリの女王(雌)アリに仕えるようになり,以後,巣ではサムライアリのみが産みおとされるようになる。サムライアリの働きアリは食物を集めたり幼虫を育てるといった労働能力を欠いているので,奴隷狩りを行っては労働力を補充する。夏の日中にサムライアリの働きアリ数百匹が隊列をつくって繰り出し,クロヤマアリの巣に侵入して幼虫や繭を略奪してもち帰る。…

※「奴隷狩り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」