女体(読み)にょたい

精選版 日本国語大辞典 「女体」の意味・読み・例文・類語

にょ‐たい【女体】

〘名〙
① おんなのからだ。おんなの肉体。また、女性のなり。女性の姿。じょたい。
神道集(1358頃)二「我等三人異躰なる事は、即法躰俗躰女躰形是なり」
猿楽で世阿彌が説く能の登場人物の基礎となる三体老体・女体・軍体)の一つ。女性の風体。〔至花道(1420)〕
能楽の特殊演出である小書きの一つ。ノチシテが女性となる演出で、「殺生石」「竹生島」などにある。

じょ‐たい ヂョ‥【女体】

〘名〙 女のからだ。にょたい。
水族館踊子(1930)〈川端康成〉三「水の中に千変万化の女体(ヂョタイ)運動海底をうつした映画を思ひ出していただけば、早分りです」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「女体」の意味・読み・例文・類語

にょ‐たい【女体】

女性のからだ。また、女性の姿かたち。
能の三体の一。女人風姿

じょ‐たい〔ヂヨ‐〕【女体】

女性のからだ。にょたい。

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