奮て・振て(読み)ふるって

精選版 日本国語大辞典 「奮て・振て」の意味・読み・例文・類語

ふるっ‐て【奮て・振て】

〘副〙 (動詞「ふるう(振)」の連用形助詞「て」が付いてできたもの) すすんで。積極的に。また、元気を出して。発奮して。
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)上「あんでも村中ふるって出めへものか」
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九「奮って義捐あらんことを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android