奥久慈(読み)オククジ

デジタル大辞泉 「奥久慈」の意味・読み・例文・類語

おく‐くじ【奥久慈】

久慈川上流域のこと。奥久慈渓谷袋田の滝などの景勝地がある。林産物のほかコンニャク葉タバコなどを産する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「奥久慈」の意味・わかりやすい解説

奥久慈
おくくじ

福島,茨城両県境付近の久慈川に沿う地域。渓谷美,山岳美,温泉などにより両県で奥久慈県立自然公園に指定されている。西に八溝山地,東に久慈山地を配し,八溝山の北斜面より流れる久慈川は,中流の矢祭-山方間に峡谷と急流をつくり,蛇行と河岸段丘が多い。奥久慈渓谷,男体山,月居 (つきおれ) 峠,袋田ノ滝などの景勝地がある。温泉は古くからの袋田,常磐湯沢と新興の大子などがあり,観光客が多い。久慈川に沿って国道 118号線,JR水郡線が通る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android