奉書紬(読み)ほうしょつむぎ

精選版 日本国語大辞典 「奉書紬」の意味・読み・例文・類語

ほうしょ‐つむぎ【奉書紬】

〘名〙 絹織物一種。紬の精製品で、ほとんど羽二重(はぶたえ)に近いもの。福井県大野地方、石川県小松地方の特産。奉書紙のように純白なところからいう。ほうしょつむぎ。ほうしょ。
都新聞‐明治二六年(1893)二月一〇日「奉書紬を製造せしめたるに起り」

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デジタル大辞泉 「奉書紬」の意味・読み・例文・類語

ほうしょ‐つむぎ【奉書×紬】

《奉書紙のように純白であるところから》羽二重はぶたえに似た良質の紬。福井・石川県から産出紋付などに用いた。

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