精選版 日本国語大辞典 「奈落の底」の意味・読み・例文・類語
ならく【奈落】 の 底(そこ)
① 仏語。地獄の底。
※俊頼髄脳(1115頃)「いふならくならくのそこに入りぬればせちりも修陀もかはらざりけり」
② 底の知れない深いところ。どん底。
③ 物事の最終。最後の最後。
※浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)中「ならくのそこ迄此与次兵衛が切たに成て、相手が死んだら切らるる覚悟」
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