(読み)よう

精選版 日本国語大辞典 「夭」の意味・読み・例文・類語

よう エウ【夭】

〘名〙
災難災害
愚管抄(1220)三「さればよくをこなはるる世はみな夭は徳にかたずとてのみこそ侍れ」
若死にすること。夭折
柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉初「吁嗟、世を済ひ教を播くの士、命を司り夭を救ふの人にして、却て婀娜繊弱の女に愧ること有る、哀に勝ふ可ん哉」

よう‐・す エウ‥【夭】

〘自サ変〙 年齢が若くて死ぬ。若死する。夭死する。
菅家文草(900頃)二・夢阿満「阿満已後、小弟次夭」
※浄瑠璃・平家女護島(1719)三「顔回ははやく夭して終に四十の花を見ず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「夭」の意味・読み・例文・類語

よう【夭】[漢字項目]

[音]ヨウ(エウ)(呉)(漢)
若く、みずみずしい。「夭桃夭夭桃夭
若死にする。「夭逝夭折寿夭

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