夫銭(読み)ぶせん

精選版 日本国語大辞典 「夫銭」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐せん【夫銭】

〘名〙 鎌倉時代から江戸時代にかけて、夫役の代わりに納めさせた金銭をいう。夫金。夫銀。ぶぜに。
高野山文書‐応永二九年(1422)六月二九日・志富田庄殿原請文案「右当庄殿原夫役事、〈略〉於向後者、以夫銭、当公田現作員数、可沙汰申

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デジタル大辞泉 「夫銭」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐せん【夫銭】

鎌倉時代から江戸時代にかけて、夫役ぶやくの代わりに納めさせた金銭。夫金ぶきん。ぶぜに。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夫銭」の意味・わかりやすい解説

夫銭
ぶせん

夫役」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の夫銭の言及

【村入用】より

…〈むらいりよう〉とも読み,小入用(こにゆうよう),夫銭(ぶせん),入箇(いりか)などともいう。近世の農民が村を通じて賦課された,年貢以外の農民負担である。…

※「夫銭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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