太陽系起源論(読み)たいようけいきげんろん

世界大百科事典(旧版)内の太陽系起源論の言及

【太陽系】より

…また冥王星自身の運動は,海王星との公転周期の比が2:3の尽数関係にあるために両惑星の合は冥王星の遠日点の近くでしか起こらず,前述の軌道の関係にもかかわらず冥王星は海王星との大接近を免れて運動の現状が維持されている。
[太陽系の起源]
 これまで述べてきたような数々の特徴を有するのが太陽系であり,星間雲のガスと塵(固体微粒子)から約50億年かかって現在の太陽系がいかに形成されたかを論ずるのが太陽系起源論である。太陽系の起源が太陽そのものの起源と進化に深く関連することはいうまでもないが,とくに太陽系の惑星形成期における太陽の進化過程は1960年代に明らかにされた。…

【天文学】より

…フレアは磁場に蓄えられたエネルギーがコロナ中でプラズマ機構によって解放されて起こる現象で,電波,X線,水素Hα線などを強く放射するほか,強い太陽風や太陽宇宙線のバーストを起こし,地球にも電波じょう乱やオーロラなどをひき起こす。
[太陽系起源論]
 カント=ラプラスの星雲説,ワイツゼッカーC.F.von Weizsäckerの乱流渦説などは基本的には正しいが具体性に欠けていた。ボエジャーなどによる惑星探査が盛んに行われ,太陽系の起源も実測値に基づいた考察が可能になってきた。…

※「太陽系起源論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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