精選版 日本国語大辞典 「太陽灯」の意味・読み・例文・類語
たいよう‐とう タイヤウ‥【太陽灯】
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石英管でつくられた高圧水銀ランプの一種。放出する強力な放射が光線治療に利用され、太陽のように強力な放射を出すということから、このようによばれている。もともとはフィンセンが炭素アーク灯を用いて痘痕(とうこん)(天然痘にかかった跡)の光線治療を研究、1903年ノーベル医学生理学賞を受賞したことから、フィンセン灯という炭素アーク灯が太陽灯とよばれていたが、その後、さらに有効便利に治療光線を放出する水銀ランプが出現した。水銀ランプ式の太陽灯にはL型およびI型があり、L型は一端に水銀プールがあって、これを陰極として直流で点灯する。起動には管を傾けて水銀で他電極に短絡し通電させ、管位を元へ戻すことによって点火する。I型はこのようなめんどうを省いたもので、普通の高圧水銀ランプと同様に交流で点灯する。両型とも点灯中の石英管内部は約1気圧の水銀アークとなり、入力は250ワット程度である。水銀アークの発する強力な可視線および紫外線が光線治療に利用される。太陽灯と似たものに健康ランプがある。これは280~315ナノメートルの中波長の紫外線(ドルノー線という)による皮膚の紅斑(こうはん)(日焼け)効果が健康増進に役だつという医学的根拠に基づいて、ドルノー線を有効に放出するように設計された水銀ランプまたは蛍光ランプである。太陽灯は健康ランプにない短波長の紫外線(人体に有害なこともある)も放出するから、医学の専門家用であって、一般使用には適さない。なお、紫外線は目に有害であるから、治療に際しては、サングラスなどの保護眼鏡をかける必要がある。
[東 尭]
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