太陰潮(読み)タイインチョウ(英語表記)lunar tide

デジタル大辞泉 「太陰潮」の意味・読み・例文・類語

たいいん‐ちょう〔‐テウ〕【太陰潮】

潮の満ち干のうち、月の引力によって生じる部分太陽潮より大きい。

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精選版 日本国語大辞典 「太陰潮」の意味・読み・例文・類語

たいいん‐ちょう ‥テウ【太陰潮】

〘名〙 潮汐のうち、月の引力によって引き起こされる部分。⇔太陽潮

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海の事典 「太陰潮」の解説

太陰潮

潮汐の各分潮の内、月による起潮力によって起こされるものを太陰潮という。月による起潮力の大きさは、太陽による起潮力のほぼ2倍であり、潮汐による水位 変動で太陰潮が最も卓越している。 (永田

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世界大百科事典(旧版)内の太陰潮の言及

【大気潮汐】より

…上層風の半日周期の振幅は対流圏で約10cm/sにすぎないが,成層圏では約50cm/s,さらに高度60kmでは10m/sのけたとなり,高層では大きい。 大気潮汐による気圧変化は太陽時および太陰時に対して規則正しい日変化を示し,太陽日に関連する太陽潮と太陰日に関連する太陰潮とがある。太陽潮には24時間,12時間,8時間,6時間周期などの潮汐があるが,半日周期の振幅が大きく,規則正しい。…

※「太陰潮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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