精選版 日本国語大辞典 「太空・大空」の意味・読み・例文・類語
たい‐くう【太空・大空】
〘名〙
① おおぞら。そら。
② (「だいくう」とも) 仏語。十八空などの一つ。十方の世界において本来、方向や場所などの相がないことをいう。また、密教では有・空を観ずることをいい、阿字本不生(あじほんぷしょう)の理をさとることをいう。
※聖徳太子伝暦(917頃か)下「生死大空、済二凡夫於苦海一、菩提純浄、運二含類於覚路一」
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