太師(読み)タイシ

デジタル大辞泉 「太師」の意味・読み・例文・類語

たい‐し【太師/大師】

中国代の三公の一。天子の師となり補佐する官。
太政大臣だいじょうだいじん唐名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の太師の言及

【藤原仲麻呂】より

…同年紫微内相(ないしよう)となって軍事権も手中にした仲麻呂は,諸兄の長子橘奈良麻呂や,大伴,佐伯,多治比ら反仲麻呂勢力の反乱を未然に鎮圧し(橘奈良麻呂の変),独裁政権を確立した。ついで758年大炊王が即位し淳仁天皇となると太保(右大臣)となり,恵美押勝の姓名,功封3000戸,功田100町を賜り,鋳銭,出挙(すいこ)の自由な権限を手中にし,また,恵美家印を太政官印にかえて用いることも許され,760年にはついに太師(太政大臣)となった。 しかし同年光明皇太后が没すると,しだいに政権にかげりがあらわれはじめた。…

※「太師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android