精選版 日本国語大辞典 「太子・大子」の意味・読み・例文・類語
たい‐し【太子・大子】
[1] 〘名〙
※西宮記(969頃)一「即太子進当二御座一拝」
※平家(13C前)四「君は天照大神四十八世の御末、神武天皇より七十八代にあたらせ給ふ、太子にも立ち位にもつかせ給ふべきに」
③ 天子の男の子。
※太平記(14C後)一二「父のおぼえ三人の太子に超たりしかば」
④ いちばん年長の子。嫡男。
※続日本紀‐神亀五年(728)九月壬子「為二太子幼弱一不レ具二喪礼一」
※高野山文書‐承久元年(1219)九月二三日・尾張末恒田地充文「而依レ為二年来子一、任二処分帳之旨一、宛二行大子一処也」
[2]
[一] 聖徳太子(しょうとくたいし)のこと。
[二] 悉達太子(しったたいし)のこと。
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