精選版 日本国語大辞典 「天辺・頂辺」の意味・読み・例文・類語
てっ‐ぺん【天辺・頂辺】
〘名〙 (「てへん(天辺)」の変化した語)
① 兜(かぶと)のいただき。転じて、頭のいただき。
② 物のいちばん高い所。頂上。いただき。
③ はじめ。最初。真っ先。
※談義本・八景聞取法問(1754)一「有徳な人の子供は、てっぺんから大医にかけて人参ずくめ」
⑤ ホトトギスの鳴き声。
※雑俳・柳多留‐六六(1814)「初物のてっへん銭が入らず聞く」
て‐へん【天辺・頂辺】
〘名〙
① 兜(かぶと)の部分の名。鉢の中央上部をいう。てっぺん。
※平家(13C前)四「常に錏(しころ)を傾けよ、いたう傾けて手へん射さすな」
② 頭。いただき。てっぺん。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報