天引峠(読み)あまびきとうげ

日本歴史地名大系 「天引峠」の解説

天引峠
あまびきとうげ

天引の西方、兵庫県多紀たき郡との境にある峠。篠山街道(山陰道)亀山かめやま(現亀岡市)から西に入り、大谷おおたに埴生はぶ八田はつたを通って天引に達し、園部川上流の天引川に沿って曲折しながら天引峠を越えて多紀郡に入る。

寿永三年(一一八四)の二月四日、都を立った源義経軍は天引峠を越えていちたに(現兵庫県神戸市須磨区)に向かったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天引峠」の意味・わかりやすい解説

天引峠
あまびきとうげ

京都府中部,南丹市兵庫県東部,丹波篠山市との境にある峠。岩坂峠桜峠ともいう。標高約 320m。古代山陰道の峠。2003年天引トンネルが開通し国道372号線が抜ける。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android