天中(読み)てんちゅう

精選版 日本国語大辞典 「天中」の意味・読み・例文・類語

てん‐ちゅう【天中】

[1] 〘名〙
① 天のまん中。天の中央。また、天空
懐風藻(751)大友皇子伝「嘗夜夢、天中洞啓、朱衣老翁、捧日而至、擎授皇子」 〔列子天瑞
[2] 天龍川古称か。
更級日記(1059頃)「天ちうといふ河のつらに、仮屋作り設けたりければ」

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「天中」の解説

天中 てんちゅう

?-? 江戸時代後期の僧。
曹洞(そうとう)宗。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸陶工徒弟から僧となる。のち肥後(熊本県)天草東向寺住持。文化元年(1804)加藤民吉九州修業をし,磁器製法を研究する際,天草の陶工を紹介するなどの世話をやいた。

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普及版 字通 「天中」の読み・字形・画数・意味

【天中】てんちゆう

天心

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