天下茶屋(読み)テンガチャヤ

デジタル大辞泉 「天下茶屋」の意味・読み・例文・類語

てんがちゃや【天下茶屋】

《「てんがぢゃや」「てんかちゃや」とも》大阪市西成区の地名豊臣秀吉住吉詣での折、この地の茶屋で休息したところからの名。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天下茶屋」の意味・わかりやすい解説

天下茶屋
てんがちゃや

大阪市西成区東部の一地区。旧住吉街道に沿い,地名は豊臣秀吉が住吉神社参拝の途上,休息した茶屋があったことに由来するといわれる。付近天神の森 (紹鴎の森) があり,茶人武野紹鴎の寓居地として知られる。一帯住宅地で,南海電気鉄道本線,阪堺電軌阪堺線が通り,地下鉄堺筋線の起点

天下茶屋
てんがぢゃや

大願成就殿下茶屋聚」のページをご覧ください。

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改訂新版 世界大百科事典 「天下茶屋」の意味・わかりやすい解説

天下茶屋 (てんがぢゃや)

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「天下茶屋」の解説

天下茶屋
(通称)
てんがじゃや

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
殿下茶屋聚 など
初演
天明1.12(大坂・藤川山吾座)

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世界大百科事典(旧版)内の天下茶屋の言及

【定斎屋】より

…和中散にはいろいろの種類があり,これはその一種であったらしい。《守貞漫稿》によると,近世末期には上記梅木と大坂の天下茶屋(現,西成区)にこれをつくる薬屋があり,大坂では夏の間だけ,白木綿の地に濃いねずみ色の小紋を染めたじゅばんを着た男たちが,荷をかついで街を売り歩いた。江戸では赤漆塗に青貝の螺鈿(らでん)で定斎と記した薬だんす二つをてんびんでかつぎ,薬効を誇示するため笠もかぶらずに炎天下を歩いていた。…

※「天下茶屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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