天上界(読み)テンジョウカイ

デジタル大辞泉 「天上界」の意味・読み・例文・類語

てんじょう‐かい〔テンジヤウ‐〕【天上界】

天上にあるという世界
仏語六道十界の一。人間界の上にあり、最上果報を受ける者が住む清浄な世界。天界

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天上界」の意味・読み・例文・類語

てんじょう‐かい テンジャウ‥【天上界】

〘名〙
① 天上にあるという世界。雲の上の世界。天界。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一「大いなる天上界(テンジャウカイ)の間には一塵の眼を遮ぎるものもない」
② =てん(天)④(イ)
※さし藻草(1760)一「寔に天上界の善果にも遙に勝れりと社(こそ)覚え侍りとは」

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