天一(読み)てんいち

精選版 日本国語大辞典 「天一」の意味・読み・例文・類語

てん‐いち【天一】

[1]
[一] 中国で、星の名。北極紫微宮の南にあって、天帝をたすけ、戦闘をつかさどり、また人の吉凶を知るといわれる。〔史記天官書
帥記‐承暦四年(993)六月二九日「五日者天一在南、来月十日可令渡給歟」
[三] 「てんいちぼう(天一坊)(一)(一)」の略。
随筆・瀬田問答(1790頃)「其頃の狂歌に 天一は天上日に生れけりむくろは下段首は中だん」
※狂歌・徳和歌後万載集(1785)一三「雪にはいとど、黒き指、十し天一、ひととせのめくり暦を、かうがへてみかどへささげ」

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デジタル大辞泉 「天一」の意味・読み・例文・類語

てん‐いち【天一】

天一神てんいちじん」の略。→なかがみ(天一神)

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「天一」の解説

てんいち【天一】

三重の日本酒。酒名は、蔵を構えた場所地名「天ヶ須賀一丁目」と、「天下一品」の酒を造ろうという願いから命名純米酒本醸造酒がある。原料米は山田錦など。仕込み水は朝明川の伏流水蔵元の「早川酒造部」は明治6年(1873)創業所在地は三重郡川越町高松。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

普及版 字通 「天一」の読み・字形・画数・意味

【天一】てんいつ

天宮の星。

字通「天」の項目を見る

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