大黒様(読み)だいこくさま

精選版 日本国語大辞典 「大黒様」の意味・読み・例文・類語

だいこく‐さま【大黒様】

(「さま」は接尾語)
[1]
[一] 「だいこくてん(大黒天)(二)」を親しみ敬っていう語。
咄本・評判の俵(1788)福神「弁天さまが日まちをなさるとておきゃくのまふけ懸物をかけるの花を活るのといってござる所へ大黒さまがもふ御出」
[二] (「だいこくてん(大黒天)(二)」から) 大国主命のこと。
唱歌・大こくさま(1905)〈石原和三郎〉「だいこくさま は、だれ だらう、おおくにぬし の、みこと とて、くに を ひらきて、よのひと を、たすけ なされた、かみさまよ」
[2] 〘名〙 「だいこく(大黒)(二)①」を敬っていう語。
浮世草子好色一代女(1686)二「さる寺のなづみ給ひ、三年切て銀三貫目にして、お大黒(ダイコク)さまになりぬ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「大黒様」の解説

大黒様

日本の唱歌。1905年、尋常小学唱歌に掲載作詞:石原和三郎、作曲田村虎蔵

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