大野[町](読み)おおの

百科事典マイペディア 「大野[町]」の意味・わかりやすい解説

大野[町]【おおの】

大分県南部,大野郡の旧町。大部分は鎧(よろい)岳斜面の阿蘇溶岩地帯で,畑作が盛ん。肉牛飼育,葉タバコ栽培が活発で,米作養蚕も行う。中部を国道57号線が横断する。2005年3月大野郡三重町,緒方町,朝地町,犬飼町,清川村千歳村と合併し市制豊後大野市となる。109.49km2。5696人(2003)。
→関連項目大野荘(大分)

大野[町]【おおの】

広島県西部,佐伯郡の旧町。山陽本線,広島電鉄線,広島岩国道路が通じ,宮島への渡航地。町域の大部分は山林洋酒乳製品コンクリートなどの工業を行うほか,カキ・アサリ養殖が盛ん。広島市,岩国市への通勤者が増加している。2005年11月佐伯郡宮島町と廿日市市へ編入。70.75km2。2万6660人(2003)。

大野[町]【おおの】

北海道亀田郡の旧町。大野川流域を占め,函館平野中心部に位置する。函館本線が通じる。北海道では最も早く水田開発が試みられ(1685年),1877年水田化が完了。米,野菜,果樹栽培が盛ん。2006年2月,上磯郡上磯町と合併し市制,北斗市となる。134.88km2。1万1145人(2003)。

大野[町]【おおの】

岐阜県南西部,揖斐(いび)郡の町。濃尾平野北西部を占め,野菜,穀類を産し,富有柿,ナシを特産。石灰岩を採掘,セメント工業が行われる。中心集落はかつて名鉄揖斐線の通じていた黒野。34.20km2。2万3859人(2010)。

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