大賢(読み)たいけん

精選版 日本国語大辞典 「大賢」の意味・読み・例文・類語

たい‐けん【大賢】

〘名〙 非常に賢いこと。また、その人。大愚に対していう語。
正法眼蔵(1231‐53)山水経「おほよそ山は、いくそばくの大聖大賢いりあつまれるらんとおぼゆれども」
戦後文学(1895)〈内田魯庵〉「若し大賢(タイケン)ソクラチーズと瑞典(スヰーデン)のチャーレス十二世と共に現はれて」 〔晉書‐陳伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「大賢」の意味・読み・例文・類語

たい‐けん【大賢】

非常に賢い人。⇔大愚
[類語]賢人賢者識者賢哲哲人先哲前哲先賢前賢思想家

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「大賢」の読み・字形・画数・意味

【大賢】たいけん

すぐれた賢者。〔孟子、離婁上〕天下るときは、小は大に役せられ、小賢は大賢に役せらる。~斯の二は天なり。

字通「大」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大賢」の解説

大賢 たいけん

1777-1826 江戸時代後期の僧。
安永6年生まれ。真宗大谷派。豊前(ぶぜん)古城(大分県)正行寺の鳳嶺に師事。のち東本願寺高倉学寮にはいり,さらに鎌倉長谷寺の観音堂にこもって天台をまなんだ。文政9年10月21日死去。50歳。筑後(ちくご)(福岡県)出身俗姓古賀。字(あざな)は玄城。号は東溝。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android