大言(読み)タイゲン

デジタル大辞泉 「大言」の意味・読み・例文・類語

たい‐げん【大言】

[名](スル)《「だいげん」とも》
物事を誇張していうこと。えらぶって大きいことを言うこと。また、その言葉高言。「大言を吐く」
りっぱな言葉。堂々とした言葉。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大言」の意味・読み・例文・類語

たい‐げん【大言】

〘名〙
① すぐれたことば。堂々としたことば。〔荘子斉物論
② (━する) 小さなことを誇張していうこと。えらぶっておおげさにいうこと。また、そのことば。高言。
※両足院本山谷抄(1500頃)一四小人はをうていな事を云ぞ。大言を発して人を和するぞ」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉八「『撰挙費は一文でも郎君には出させませんぢゃ』と大言した」 〔史記‐高祖本紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「大言」の読み・字形・画数・意味

【大言】たいげん

よいことば。また、大ぼら。〔史記、高祖紀〕何曰く、劉李固(もと)より大言多く、事少なしと。高因りて客を狎し、に上坐に坐す。

字通「大」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android