大舟村(読み)おおふねむら

日本歴史地名大系 「大舟村」の解説

大舟村
おおふねむら

[現在地名]川西町大舟

くろ川上流にあり、北は奥田おくだ村、西は玉庭たまにわ村、東は成島なるしま(現米沢市)。天文七年(一五三八)の段銭古帳の「下長井白川より南」のうちに「七貫五百文 おほふね」とある。同二二年の晴宗公采地下賜録によれば、時田ときだ郷のうちの「大ふねゑうんいん分」が中目兵衛に下賜されている。天正四年(一五七六)八月相馬氏との戦闘の際に作成された誓紙の一二番に中目日向長政がおり、大舟の城主であった(伊達治家記録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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