大絡繰(読み)おおからくり

精選版 日本国語大辞典 「大絡繰」の意味・読み・例文・類語

おお‐からくり おほ‥【大絡繰】

〘名〙
① 大がかりな仕掛けの装置。また、絡繰人形(からくりにんぎょう)
※俳諧・西鶴大矢数(1681)第二三「山は春大からくりに顕て〈松意〉 蜑(あま)の腰縄霞引見ゆ〈嘉雪〉」
② 大げさに仕掛けをしたり、または、飾りたてたりすること。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八上「はたち迄大からくりの袖をふり」
③ 大がかりな仕掛け花火
御触書寛保集成‐四九・寛文一〇年(1670)七月「大からくり・りうせいの儀は可為無用事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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