大筒(読み)オオヅツ

デジタル大辞泉 「大筒」の意味・読み・例文・類語

おお‐づつ〔おほ‐〕【大筒】

大砲のこと。⇔小筒こづつ
酒などを入れる大きな竹筒
「―酒海しゅかい据ゑ並べ」〈虎明狂・鎧〉
《うそつきを鉄砲というところから》大うそつき。
鉄炮てっぱうとは飛八が事、作公は―だ」〈滑・浮世風呂・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「大筒」の解説

大筒
おおづつ

[現在地名]佐倉市宮小路町みやこうじまち

鏑木小路かぶらきこうじの西に位置する城外の侍屋敷地で、台地上に立地。もとは鏑木小路の一部で、土井利勝時代の佐倉城絵図(鷹見家蔵)、大久保忠朝時代の佐倉絵図(小田原市立図書館蔵)などに侍屋敷がみえ、稲葉正知時代の佐倉城府内之図(佐倉市蔵)には七軒しちけん町とある。当地に隣接する鏑木村大聖だいしよう(現真言宗豊山派)がある。堀田正愛時代の佐倉城絵図(佐倉市史付図)によると大筒組屋敷と斎藤屋敷のほかは畑が広がっていた。嘉永三年(一八五〇)当時の大筒組跡の畑五反余、代銭一五貫五九〇文、銭渡一五名(「堀田家中畑年貢代銭渡帳」佐倉市保管文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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