大祭日(読み)たいさいび

精選版 日本国語大辞典 「大祭日」の意味・読み・例文・類語

たいさい‐び【大祭日】

〘名〙 (「だいさいび」とも) =たいさいじつ(大祭日)
※続いたづら小僧日記(1909)〈佐々木邦訳〉「実は昨日も一昨日も休んだものだから、今日が大祭日(ダイサイビ)といふ事には少しも気がつかなかった」

たいさい‐じつ【大祭日】

〘名〙 最も重要な祭日。特に、国がとり行なう祭典皇室が行なう祭典をいう。たいさいび。
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前「大祭日に至れば、旧例に従ひて政府より獄吏獄卒に至るまで酒饌を賜はりしかば」

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デジタル大辞泉 「大祭日」の意味・読み・例文・類語

たいさい‐じつ【大祭日】

大祭が行われる日。たいさいび。

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世界大百科事典(旧版)内の大祭日の言及

【祝祭日】より

…また昭和期に入ると明治天皇祭が大正天皇祭に代わり,明治節が新たに加わった。このため,戦前には祝日として四方拝(1月1日),紀元節(2月11日),天長節(4月29日),明治節(11月3日)の四つ(以上は官庁,学校で祝典式を行い,四大節と呼ぶ),皇室の大祭が行われる大祭日(たいさいじつ)としては元始祭(1月3日),新年宴会(1月5日),春季皇霊祭(春分),神武天皇祭(4月20日),秋季皇霊祭(秋分),神嘗祭(10月17日),新嘗祭(11月23日),先帝祭(大正天皇祭。12月25日)の八つがあって,年中合計12日が祝祭日とされていた。…

※「大祭日」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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