大番組(読み)オオバングミ

デジタル大辞泉 「大番組」の意味・読み・例文・類語

おおばん‐ぐみ〔おほバン‐〕【大番組】

江戸幕府職名老中に属して戦時にはいくさの先頭に立ち、平時には江戸城大坂城・京都二条城および江戸市中を交代警備した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大番組」の意味・読み・例文・類語

おおばん‐ぐみ おほバン‥【大番組】

〘名〙 江戸城および江戸市中の警備にあたり、毎年二組ずつ順次交替して二条大坂の両城に在番した。天正年間(一五七三‐九二)にはすでに設置され、寛永一六二四‐四四)以後、一二組が定数となった。各組に大番頭一、組頭四、組衆五〇名その他を置いた。→大番
浮世草子武家義理物語(1688)六「それまでは藤五左衛門名跡相違なく、大番組(アフバングミ)に入て相勤申せとの上意

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android