大生郷遺跡(読み)おおのごういせき

日本歴史地名大系 「大生郷遺跡」の解説

大生郷遺跡
おおのごういせき

[現在地名]水海道市大生郷町

大生郷集落の北東部に所在。昭和四九年(一九七四)に大生郷工業団地造成計画地の約四万平方メートルが緊急発掘調査され、竪穴住居跡二九、土壙三(縄文時代前期のもの二、古墳時代前期のもの一)貝塚一が確認された。住居跡の内訳は縄文前期のもの一〇、中期のもの一、古墳時代のもの一二、奈良時代前期のもの六。形態別では円形四、楕円形二、隅丸方形九、方形八、長方形一などである。規模は一辺ないしは直径が五メートル前後のものが大半であるが、古墳時代前期の方形住居跡には一辺が一一から一二メートル四方のものも発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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