大港油田(読み)たいこうゆでん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大港油田」の意味・わかりやすい解説

大港油田
たいこうゆでん / ターカンユーティエン

中国天津(てんしん)市の南部から河北省滄州(そうしゅう)地区にまたがり渤海(ぼっかい)湾にも延びている油田群。1964年に発見され、67年に生産が開始された。重質の原油を生産し、中国四位の大油田といわれている。82年の生産量は293万トンであった。

[田中正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大港油田の言及

【天津】より

…市域の面積1万1300km2,人口942万(1995)。 解放前は紡織,食品等外資系企業を主とする軽工業が見られるにすぎなかったが,解放後鉄鋼,電子,機械,紡織,化学,計器,造船などの工業が急速に発展し,南部の北大港地区を中心に大港油田が開発された。当市沖合の渤海にも海底油田があり,石油,天然ガスの埋蔵が見られる。…

※「大港油田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android