大正洞(読み)たいしようどう

日本歴史地名大系 「大正洞」の解説

大正洞
たいしようどう

秋吉台の東北端に位置する真名まなヶ岳(三五〇・五メートル)北麓谷間に開口する石灰洞。国指定天然記念物

もと牛隠うしかくし洞とよばれた。戦乱に牛が奪われるのを恐れた里人が、ここに牛を隠したことによると伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大正洞」の意味・わかりやすい解説

大正洞
たいしょうどう

山口県中西部,奥秋吉台の代表的鍾乳洞(→石灰洞)。美祢市に属する。鍾乳石石筍などがあり,1923年国の天然記念物に指定。5層の竪穴が連なる立体的な構造をもち,クモノスシダなど特有な植物がある。秋吉台上を走るカルストロードで秋芳洞と結ばれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android