大明湖公園(読み)だいめいここうえん

世界の観光地名がわかる事典 「大明湖公園」の解説

だいめいここうえん【大明湖公園】

中国の山東省の省都、済南(さいなん)の旧城北部にある公園。中心となる大明湖は、市内にある珍珠泉や芙蓉泉、王府池などの泉から湧き出る水が絶えず流入している。また、遊覧船で周遊でき、周辺一帯が公園となっている。湖畔には、李白杜甫が酒を酌み交わしながら詩を詠んだといわれる歴下亭や小滄浪亭など、宋代や明代、清代に創建された建築が残り、往時を偲ばせる。また、鉄公祠から見る千仏山の倒影(大明湖に映る千仏山)は見どころの一つといわれる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android