大日本綿糸紡績同業連合会(読み)だいにほんめんしぼうせきどうぎょうれんごうかい

世界大百科事典(旧版)内の大日本綿糸紡績同業連合会の言及

【紡績連合会】より

…新設工場のための技術伝習の引受けや職工引抜き禁止などを取り決めているが,勧業政策の下請機関という色彩が強かった。しかし1万錘規模の紡績会社の勃興にともなって,88年大日本綿糸紡績同業連合会と改称したころから,紡績資本の自立的組織となって活動もきわめて活発となった。内部的には,ストライキ対策を取り決めるとともに,職工引抜きをめぐる紛争を処理するため92年に中央綿糸紡績業同盟会を組織し,〈明治23年(1890)恐慌〉に際しては短期間ながら操業短縮を実施した。…

※「大日本綿糸紡績同業連合会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」