大悲者(読み)だいひさ

精選版 日本国語大辞典 「大悲者」の意味・読み・例文・類語

だいひ‐さ【大悲者】

〘名〙 (「さ」は「しゃ」の直音表記) =だいひしゃ(大悲者)
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「長谷の大ひさ、人の願満(み)て給ふ龍門・坂本」

だいひ‐しゃ【大悲者】

〘名〙 仏語。大慈悲者の意で、諸仏菩薩、特に観世音菩薩の称。だいひさ。
続日本後紀‐嘉祥二年(849)三月庚辰「五種宝雲は大悲者の、千種御手の人の世を」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「大悲者」の意味・読み・例文・類語

だいひ‐しゃ【大悲者】

仏語。大慈悲者の意で、諸仏や諸菩薩ぼさつ、特に観世音菩薩をいう。だいひさ。

だいひ‐さ【大悲者】

だいひしゃ(大悲者)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android