大息(読み)タイソク

デジタル大辞泉 「大息」の意味・読み・例文・類語

たい‐そく【大息/太息】

[名](スル)大きなため息をつくこと。嘆くこと。「天を仰いで―する」「長―」

おお‐いき〔おほ‐〕【大息】

落胆したり、心配したりしたときなどに、大きくつくため息。吐息。「大息をつく」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「大息」の意味・読み・例文・類語

おお‐いき おほ‥【大息】

〘名〙
心配事のある時や落胆した時などに大きくつく息。ためいき。といき。
古今著聞集(1254)一二「大息うちつきて、ねもいらずして、夜もすがら物をおもひたるけしきなり」
② 安心した時に大きくつく息。
仮名草子仁勢物語(1639‐40頃)下「六時なれば、事良しとて、大いきつき給ひけり」

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普及版 字通 「大息」の読み・字形・画数・意味

【大息】たいそく

長嘆する。ため息。〔楚辞離騒〕長大息して、以て涕(なみだ)を掩(おほ)ふ 民生多艱(たかん)なるを哀(かな)しむ

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