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… 江戸時代における幕府の建設工事は,作事方を中心とする役所が担当した。作事奉行の下に位する大工頭が工事全体を統轄し(被官,勘定役,定普請同心,諸棟梁などを支配し,工事の検査,出費のチェックなどを行う),その下の大棟梁が設計面の管理や諸職人の手配などを受けもった。幕府の大工頭は江戸前期には鈴木,木原,中井(中井正清),片山の4家,大棟梁には甲良(こうら)(甲良宗広),平内(へいのうち)(平内政信),鶴,辻内の4家があり,いずれも家職として代々世襲された。…
…大工として活動しただけでなく家康の戦闘や政治にも関与し,大坂冬の陣のきっかけとなった方広寺大仏殿梵鐘銘事件の際,鐘銘と棟札(むなふだ)の写しを家康へ送ったのは正清である。正清が確立した幕府大工頭としての地位は,その後中井家が代々受け継ぎ,元禄期(1688‐1704)に中井役所が組織され,幕末に至る。大工【西 和夫】。…
…江戸時代の大坂の大工頭。3代正直(助右衛門)のほかは,初代正寛以下11代正凝まで,すべて与助を通称とした。…
※「大工頭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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