大崎上島(町)(読み)おおさきかみじま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「大崎上島(町)」の意味・わかりやすい解説

大崎上島(町)
おおさきかみじま

広島県中南部、豊田(とよた)郡にある町。瀬戸内海の芸予(げいよ)諸島の大崎上島(38.27平方キロメートル)のほか、生野(いくの)島(2.25平方キロメートル)、長島(1.04平方キロメートル)などの小島を町域とする。2003年(平成15)大崎町、東野町(ひがしのちょう)、木江町(きのえちょう)が合併して成立。本土の竹原市南方に位置し、南西に大崎下島(しもじま)、東に大三島(おおみしま)(愛媛県)がある。大崎上島北部の白水(しろみず)港、垂水港などから、竹原市(竹原港)、東広島(ひがしひろしま)市(安芸津港)と高速船、フェリーで結ばれ、竹原市への通勤・通学者も多い。また、大崎下島(小長港)、愛媛県大三島(宗方港)、今治(いまばり)市(今治港)ともフェリーの連絡がある。農業はミカン栽培が中心。矢弓(やゆみ)に国立の広島商船高等専門学校や、海と島の歴史資料館(大望月(おおもちづき)邸)がある。大崎上島の最高峰神峰山(かんのみねやま)(453メートル)にはハイキングコースがあり、頂上からは瀬戸内海の島々や四国連峰が展望できる。面積43.11平方キロメートル、人口7158(2020)。

[編集部]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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