大島(愛媛県、芸予諸島)(読み)おおしま

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

大島(愛媛県、芸予諸島)
おおしま

愛媛県北部、芸予諸島にある島。大三島に次いで大きく、今治(いまばり)市に属す。面積41.87平方キロメートル。今治市街地から4キロメートルの距離にある。南東部は断層海岸で急崖(きゅうがい)をなすが、西および南部では湾入や岬角(こうかく)の多い複雑な海岸線で景観に優れる。花崗岩(かこうがん)帯で良質の石材を産出する。2泊3日の行程で一巡できる大島島四国八十八か所巡り(しましこくはちじゅうはっかしょめぐり)や、水軍史跡巡りのコースが整備され、瀬戸内海国立公園に含まれる。西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)が島を南北に通過、大島北と大島南インターチェンジが設置されている。伯方(はかた)・大島大橋伯方島と、来島(くるしま)海峡大橋で今治市街地と結ばれている。人口8372(2000)。

[深石一夫]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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