精選版 日本国語大辞典 「大層」の意味・読み・例文・類語
たい‐そう【大層・大相サウ・大造サウ】
[1] 〘形動〙
① 立派であるさま。大がかりであるさま。
※コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)四「ソノ ゴサギョウヲ キイテ ヲドロキ taisǒnaru(タイサウナル) ダウ テラヲ メグッテ」
※談義本・世間万病回春(1771)四「くさめが一ツ出るやいなやそれ医師と迎ひ駕(かご)ヤレ旦那御不例と事も大そうに立さわぐを」
③ おっくうであるさま。めんどうであるさま。大儀。
※浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)二「おきるのが大(タイ)さうな明日の事にと云つつ」
[2] 〘副〙 程度、数量などがはなはだしいさまを表わす。非常に。大変。ひどく。
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