大層らしい(読み)たいそうらしい

精選版 日本国語大辞典 「大層らしい」の意味・読み・例文・類語

たいそう‐らし・い【大層らしい・大造サウらしい】

〘形口〙 たいそうらし 〘形シク〙 (「らしい」は接尾語) いかにもおおげさなさまである。ぎょうさんである。
※咄本・口拍子(1773)念ぶつかう「三右衛門、はらを立、何、酒酒と大そうらしい。内で十六文かの申せば、金玉迄申ス」
滑稽本浮世床(1813‐23)初「直打(ねうち)のしれたやつを大(テヘソウ)らしく見せたがるのは」

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デジタル大辞泉 「大層らしい」の意味・読み・例文・類語

たいそう‐らし・い【大層らしい】

[形][文]たいそうら・し[シク]いかにも大げさである。「―・く言い触らす」
[類語]御大層らしい仰仰しい誇大大袈裟オーバー大層事事しい大仰おおぎょう針小棒大見栄を張る尾鰭を付ける虚勢を張る気を持たせるもったい振る体裁振る

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