大屋晋三(読み)おおや しんぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「大屋晋三」の解説

大屋晋三 おおや-しんぞう

1894-1980 昭和時代の経営者,政治家
明治27年7月5日生まれ。妻は大屋政子鈴木商店入社,大正14年帝国人造絹糸(のち帝人)にうつり,昭和20年社長。22年参議院議員(当選2回,自民党)。第2・第3次吉田内閣の商工相,運輸相。31年帝人社長にもどり,テトロンの製造技術を導入した。昭和55年3月9日死去。85歳。群馬県出身。東京高商(現一橋大)卒。
格言など】人生マラソンのような長距離競走である(「男からみた男の魅力」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大屋晋三の言及

【帝人[株]】より

…第2次大戦前の人絹(レーヨン)の黄金時代に半独占的な地位を占めた同社も,戦後は苦難の再出発を余儀なくされた。合繊への転換に乗り遅れた同社は,56年大屋晋三(1894‐1980)を社長に再任し,技術導入を中心に合繊への体質転換を図った。その後ポリエステル系繊維〈テトロン〉の企業化に成功,レーヨン部門の比重が下がったため,62年現社名にした。…

※「大屋晋三」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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