大奴(読み)おおやっこ

精選版 日本国語大辞典 「大奴」の意味・読み・例文・類語

おお‐やっこ おほ‥【大奴】

〘名〙
① からだの大きな奴(やっこ)
浮世草子・庭訓染匂車(1716)五「間七様の御家来は、六尺ゆたかの大やっこ」
② 大型の奴凧(やっこだこ)
※歌舞伎・奴凧廓春風(1893)「六枚張りの大奴(オホヤッコ)、どうして上りますものか」
近世月代(さかやき)を広くして、鬢(びん)を狭く残し、髷(まげ)を太く結った奴頭(やっこあたま)
随筆耳嚢(1784‐1814)四「『鏡に向ひ坊主と見ゆれば心持よし』とて鬢口を深く剃り、大奴にてありしが、小鼓を打て能など催されけるが」

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普及版 字通 「大奴」の読み・字形・画数・意味

【大奴】だいど

奴隷頭。

字通「大」の項目を見る

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