大八幡跡（読み）おおはちまんあと

日本歴史地名大系 「大八幡跡」の解説

大八幡跡
おおはちまんあと

八幡守護神にはまた大八幡があった。始祖佐竹昌義が岩清水男山八幡を勧請して以来、累代崇敬を受け、仏法山社務光明（こうみよう）院が大八幡別当を勤めていた。佐竹氏秋田移封後、元和七年（一六二一）に、大八幡別当が一乗（いちじよう）院に移る事件が起きた。一乗院由緒之事（「六郡総諸寺院由緒」県立秋田図書館蔵）には、「一乗院の根源ハ正（ママ）八幡別当之社務光明院ト申、御祈願之処、宝鏡院ニテ出入有之、公事ニ相成、落着無之内光明院病死、天英公向後光明院断絶被遊、一乗院御取立可被成旨上意ニヨツテ、殿堂一乗院へ被相渡、八幡も御預」とある。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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