大井村新田(読み)おおいむらしんでん

日本歴史地名大系 「大井村新田」の解説

大井村新田
おおいむらしんでん

[現在地名]沼南町大井新田おおいしんでん

大井村地先の手賀てが沼を開いて成立した同村の持添新田。無民家で、印旛いんば郡に属した。成立以後幕府領で幕末に至った(旧高旧領取調帳)。寛文一一年(一六七一)海野屋作兵衛ほか江戸の商人出資によって始まった手賀沼べりの新田開発は一部を除いて進展せず、葭の茂る反高場のまま推移したが、享保一五年(一七三〇)幕府代官による検地が行われている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android