大中之湖(読み)だいなかのこ

世界大百科事典(旧版)内の大中之湖の言及

【琵琶湖】より

…琵琶湖の周辺には大小40余の内湖(ないこ)があったが,第2次大戦中,その大部分で食糧増産を目的とする干拓工事が始められた19。68年に完成した大中之湖(だいなかのこ)干拓地(1145ha)が最大で,当初は水田中心の大規模機械化農業が行われたが,最近になって酪農,肉牛肥育,花卉栽培など多角経営に転換した。近江盆地の農家は,長年,水田の水不足に悩まされてきたが,第2次大戦後,湖の周辺ではモーターで湖水を揚水し,逆流させて水田に灌漑用水を引く逆水灌漑が普及した。…

※「大中之湖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」