夜昼(読み)よるひる

精選版 日本国語大辞典 「夜昼」の意味・読み・例文・類語

よる‐ひる【夜昼】

〘名〙
① よるとひる。
※続日本紀‐宝亀二年(771)二月二二日・宣命「天下公民の息安(やす)まるべき事を、旦夕(あさよひ)夜日(よるひる)と云はず、思ひ議り奏(まをしたま)ひ仕へ奉れば」
拾遺(1005‐07頃か)雑下・五二二「よるひるの数はみそぢに余らぬをなど長月といひ始めけん〈藤原伊衡〉」
② 夜となく昼となくいつも。日夜。あけくれ。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「よるひる昔の事を悔い、ゆくさきのことを契」

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デジタル大辞泉 「夜昼」の意味・読み・例文・類語

よる‐ひる【夜昼】

夜と昼。「夜昼を問わず仕事に精を出す」
(副詞的に用いて)夜も昼も。いつも。あけくれ。日夜。「夜昼心の休まる暇がない」
[類語](1昼夜日夜/(2不断日頃ひごろ常日頃つねひごろ常常いつも平生へいぜい平素日常平常通常常時常住行住座臥ぎょうじゅうざが常に絶えず終始始終ずっと日夜絶え間ない明け暮れ明けても暮れても寝ても覚めても朝な夕な昼夜をおかず昼夜を分かたず夜を日に継ぐ引き続き綿綿縷縷続続延延長長脈脈続けざま立て続けぶっ続け連綿次次相次いでじゃんじゃんどしどしきびすを接する芋蔓式引きも切らず引っ切り無し我も我も矢継ぎ早畳み掛けるしょっちゅうのべつずるずるべったりのべつ幕無し

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